2019年11月21日(火)大垣市情報工房セミナー室
日本子ども・子育て応援団 公益財団法人さわやか福祉委財団委託事業ー2019年度地球まるごとケア・プロジェクト地域人材交流会 in おおがき
―ともに地域で暮らす仲間として何ができるか
協力団体:特定非営利活動法人くすくす
後援:岐阜県 大垣市 社会福祉法人岐阜県社会福祉協議会
社会福祉法人大垣市社会福祉協議会
◆開会あいさつ
◆第1部 話題提供 いま、移動支援の現状は
杉浦陽之助さん NPO法人コミュニティサポートスクエア理事長
◆川合宗次さん 社会福祉法人岐阜羽島ボランティア協会理事長
◆コーディネーター:神田浩史さん NPO法人泉京・垂井副代表理事
休憩
◆第2部 グループワーク
さあ同じ地域の仲間としてともに考えよう
現状報告を受けて、みんなで考え、協議するワーク
◆コーディネーター:安田典子さん NPO法人くすくす理事長
◆閉会挨拶 にっぽん子供・子育て応援団
移動支援というと、どこでもすぐに足のない高齢者を対象としたサービスを思い浮かべます。今回のワークショップでは高齢者だけではなく、親が働いていて夕食が食べられない子供や車を持たない若者や高齢者など広い世代にわたる移動困難について話し合いました。
子どもや若者の居場所を提供する岐阜の杉浦さんの活動から、その場所へ行く手段を持たなければ、行きたくても行けないということになります。子供を夕方一人でその場所へ往復させるのは高いリスクを伴います。
羽島の川合さんからは、子供へのファミリーサポート(見守りを伴う送迎支援・子育て短期や一時保護中の学校送迎)、高齢者、障がい者への福祉有償サービスまで広い世代のそれぞれの要求に応じたサービスを提供しておられます。自治会と連携して情報を常に共有できるように努力されています。そうすることでファミサポの会員確保をはかり活動を多くの人に知ってもらおうというわけです。
愛知県の遠山さんからは、平成16年(2004)年創立以来の、移動サービスの草分け的存在として、住民主体の助け合いサービスを展開しておられます。移動支援の事業所名は「おげさまみなみ」の名称でタクシー料金の版画稀有で福祉有償運送を行っておられます。偉業主体は、「南医療生活協働組合」。
組合員91,038人、出資金3,114,182千円という規模です。行政の枠だけでは対応しきれない地域の課題に対して、住民が出資金を出しながら事業を創り出し、継続していく住民自治の実践こそが大事であると話されました。
6人~7人で構成される7つのテーブルで①感想、②移動支援について思うこと、できそうなこと、難しいこと、③最後に発展的可能性としてできそうなことをKJ法で行いました。西濃地域に住む國枝さんと倉地にご指名があり、ファシリテーターを務めさせていただきました。
行政の方も参加されて、一市民としてユニークなご意見をいただきました。岐阜協立大学公共政策課のの学生さんも加わってあり上がった楽しいワークになりました。変容する地域の姿に住民自らが対処していこうとする姿勢に大変刺激を受けました。