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11月20日(土)「困りごとを解決する知恵創活講座」     

ワークショップの進め方についての講和 

◆稲沢市に拠点を置く「NPO法人 知恵創り協会」主催

◆稲沢市公民館 第一会議室 13:30~16:30

◆第一部 13:30~15:00 ワークショップの進め方

◆第二部 15:10~16:30 全国注目のみどりっこバスはこうして実現しました

「NPO法人 知恵創り協会」について

稲沢市に拠点を置く、「NPO法人 知恵創り協会」 協会の代表であり、岐阜県コミュニティ診断士でもあり大竹さんは、PMDと言う手法を利用され、長年、企業での問題解決に当たられた経験を生かして、多くの仲間と共に、地域での問題解決に生かそうとされています。

この日は、第一部。ワークショップとは何かについてGCSから話させていただきました。
27日に、実際にPMD手法で実技をされるそうです。

第一部 ワークショップの進め方

「知恵創り協会」から地域での困りごとを解決するための話し合い(WS)について、その考え方や進め方などを話してほしいと言うことでしたので、わかりやすいことを心掛けて話をさせていただきました。

GCSでは、KJ法の考え方と進め方のついて基本的なことをお話ししました。
PMD手法からすれば、KJ法は「思い付き」で始まり、そのまま終わってしまう散漫な印象を受けられるかもしれません。年々、WSの費やされる時間が短縮される傾向があったり、目的が曖昧なWSの場合は、参加者に不満が残ります。そんなWSに参加した人にとっては、WSは面白くないかもしれません。主催者とファシリテーターはしっかとした目的を参加者に説明しなければいけません。WSそのものの原点に立ち返って、全員参加によるチームワークを体感しながら目的達成までの手段まで生み出す必要があります。
また、主催者の方々にも、WSの本来の在り方を理解していただけるようにとの願いをこめて話をしました。

東京都町田市の高齢者関係の会議では、写真のような名刺を全員が持って、会議の前に「目的の共有」を唱和しているとのことです。WSの原点を忘れないようにと言う意図から行われています。

第二部  どうやって「みどりっこバス」を走らせたか

「NPO法人知恵創り協会」理事 寺井和雄さん

元航空機設計プロジェクト・エンジニアの経験をお持ちの寺井さんが、地元の岐阜市芥見で「みどりっこバス」と言うコミュバスを走らせるまでに至った経緯について、企業での海外交渉経験なども加え、 話し合いの問題点の克服の方法 について話をされました。

①従来の発想では、まず現実=足元から問題を見つめて夢に向かうのですが、寺井さんによると、その逆、未来にある本来の目的(これをやるんだという夢)から、どういう手段を講ずれば良いか、足元の現実に迫っていく発想の方が実現性が高い、確かにそうですよね。

②日本人は歴史的にも農耕民族として周りの調和して生きてきた。忖度・いじめ・パワハラなどの発生原因も、群れていれば不安を避けることができることを知っている民族ならではの現象ではないか。そのため、積極的に一人でも不安に立ち向かっていく欧米型の戦略志向に弱いのではないか。それが、日本では戦術巧みな人材を生むことになって、本来の目的を見失うのではないかと言うご指摘、納得いきますよね。

大変、刺激を受けました。
芥見地区は、全国からも注目を浴びて視察が絶えない活発な地域活動をされている地域です。

企業で働いた経験をお持ちの方々が、それぞれの自分の経験を持ち寄って、退職後に地域で貢献したいと考えておられることがよくわかりました。WSもさらに改善して、参加者の期待に応えていかねばなりません。両方の良い所を取り入れながらさらに、地域の話し合いが無駄ではなく、効果のある楽しいものになれば理想的ですね。

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